目的はなんだっけ? ~ その③<身体の動きと呼吸の深い関係> ~
コロナが感染症法の5類になる日が5月8日に決まりました。
皆さんも待ちに待った日ではないでしょうか。
2類相当で約3年という時が流れたことになります。
この3年間はマスク生活で呼吸自体が浅くなったのに加え、心理的不安から深呼吸するのもはばかられる雰囲気が世の中を覆っていたと思います。
このような中、折を見ては山に登って、新鮮な空気を胸いっぱい吸っていた文教センターの竹本です。
今回は、モビリティケアⓇと呼吸について触れてみたいと思います。
モビリティケアⓇの特色のひとつに「身体動作と呼吸を合わせる」点が挙げられます。呼吸は、私たちが生きていくうえで重要度において最高レベルの生理現象です。
もし片方の足を失っても生きていくことは出来ますが、呼吸は10分停止しただけで生命が失われるか、回復しがたいダメージを受けます。
更に呼吸が普段は無意識下で行われるというのも特色です。この無意識下(安静呼吸)というのが実は曲者です。冒頭にも触れましたが、マスク生活は呼吸の浅い人をたくさん生み出しました。
そして、自分自身の呼吸が浅くなっていることに気付いている人の方が圧倒的に少ないのが実情だと思います。
呼吸が浅くなるということは、胸郭(あばら骨)の動きが少なくなることです。
同時に呼吸筋の大御所である横隔膜の動きも少なくなります。
これらの動きが抑制されると体内に取り込む酸素の量も減少して全身の活性度が著しく低下していきます。
このように知らず知らずの内に浅い呼吸が常態化していくことは、私たちの日常生活に暗い影を落とします。
このことを違ったシーンから見るとイメージし易いと思います。
大自然の中で思い切り深呼吸(努力呼吸)した時に感じる感覚です。
その時の心地良い爽快感や解放感は、大自然という非日常空間から感じる物理的・心理的な刺激に留まらず、生理的な変化にも影響を受けています。
モビリティケアⓇは、呼吸し易い体勢を維持した状態で深呼吸を繰り返します。
それを数種類のパターン行うだけで身体の動きが大きく改善します。
ペアストレッチで片方の人がグイグイ押して筋肉を伸ばしたり、柔軟性を高めるような手法とは根本的に違います。個人差はありますが、運動習慣がなかったり、あっても不規則な方の多くは、驚くような変化を実感されています。
このようにモビリティケアⓇと深い呼吸とは切っても切れない関係にあります。
言い換えるとモビリティケアⓇの目的は、単に柔軟性を高めるだけでなく、呼吸筋を活発に動かすことで心身の活性化を促すものです。
皆さんもマスク生活でご自分の呼吸が浅くなって、身心の水準が低下していないか意識してみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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