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思わぬ落とし穴

2023.03.22

史上最速の桜の開花宣言が出されて早いもので一週間余りが経過しました。

皆さんは、もうお花見には行かれましたでしょうか。最近は色々なシーンで温暖化を感じることが多くなりました。

前回は、モビリティケアⓇサロン展開の方針について触れました。

1号店の恵比寿サロンと2号店の大手町サロンを矢継ぎ早に出店したこと、将来のチェーン化を見越して直営で10店舗程度を展開してからフランチャイズ市場に参入しようと考えていたところコロナに水を差されたこと等に触れました。

今回は、コロナにどのような形で水を差されたかについて触れたいと思います。

コロナ禍は、フィットネスクラブを経営する当社に甚大な影響をもたらしました。

コロナ以前は、売上も利益も全社の9割を占める優良事業でした。しかし、緊急事態宣言による休業やクラスター感染への恐怖からクラブに距離を置いたお客様の数が想定以上に多く、優良事業から一転して非常に厳しい収支構造に変化してそれまでの収益の牽引役が足の引っ張り役に変わりました。

そんな状況下で早々に黒字化した恵比寿サロンに続けとばかりに出店した大手町サロンでしたが、思わぬ落とし穴が待っていました。

出店したビルのテレワーク率が6割~7割と大きな箱ながら中にいる人は異様に少数でスカスカ状態となってしまいました。

これによって大手町サロンは思わぬ苦戦を強いられることになりました。

コロナ禍が始まる前は毎日1万5千人以上の人達がそのビルの中を活発に行き交っていましたが、最初の緊急事態宣言下の街中のように閑散とした状態となりました。

その状況は、街に人出が少しずつ戻っていっても変わることはありませんでした。

こうして開業4ヶ月目にして単月黒字化を果たした恵比寿サロンに続いて、二匹目のドジョウを獲ろうという目論見は見事に外れました。

もっとも、大手町サロンは開業以来会員数を減らすことは一度もなく薄皮を確実に積み重ねていきました。とは言え、ひと気のないビルの中では、如何せん集客スピードが上がりません。

2号店が採算に乗ったら早々に3号店に着手すると決めていましたが、ここで足踏みをすることになりました。

しかし、手応えは確実にありました。サロンの利用者数は増えていましたし、テレワーク率の減少に伴ってその動きも徐々に活発になって来ていたからです。

ただ、ここで3号店に踏み出すには、屋台骨のフィットネスクラブの収益の傷みが激しく慎重にならざるを得ません。

このような流れの中で協議した結果、フランチャイズを前倒しして展開することになりました。

コロナに差された水は、本来であれば直営で10店舗程度運営してから参入する予定だったフランチャイズ事業への参入を早めることになったのです。

 

次回は、フランチャイズ加盟店の募集を開始して見えてきたことに触れてみたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございます!

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